番組審議会 議事録概要

番組審議会報告

第604回 日本海テレビ放送番組審議会 議事録概要

(1) 開催日時 平成27年9月9日(水)
(2) 開催場所 荒天のため紙上開催
(3) 出席者 番組審議会委員6名 会社側8名 事務局2名
(4) 議題 イチスぺ「ローカル線の生きる道」 合評
〔7月25日(土)16:25~16:55 放送〕

 鳥取県東部を走る第3セクターの若桜鉄道。全国の地方鉄道と同じように、沿線地域の衰退、乗客の減少、赤字経営…と抱える問題は多い。
 そんな中、観光の起爆剤として期待され、8年前若桜鉄道にSLがやってきた。そして、今年ついに線路の上を走る姿を見せた。SLを走らせるネックとなっていた車両や設備の整備にかかる莫大な費用、そして地域の理解と協力…この状況を動かしたのが、1年前全国的にも珍しい公募により就任した山田和昭社長。
 この1年間の取り組みと、SLの今後は…社会実験の経済波及効果などの検証結果と共に、地方鉄道の可能性を考える。
(5) 委員の主な意見 ・社長の信念に基づく実践例の紹介、地域の人達の鉄道に対する思いと「かかし」に見られるような楽しい地域の活動など、若桜鉄道と地域のかかわりが良く分かる内容だった。
・みなさんの笑顔がたくさんあって、見ているこちらも幸せな気分になった。また鳥取の方言にもとても癒された。
・SLの無人車両から外を眺めている感じや、SLが煙を噴き上げながら滑車がゆっくりと回るところなど素晴らしい映像が多く印象に残った。
・ナレーションが前田アナウンサー、案内役が福谷アナウンサーという形での番組進行がとても分かりやすかった。視聴者が疑問に感じる点をデータや図を使って説明してあり、見ながら考えをまとめることができた。
・SLを運行する意義の検証と、具体的に赤字がどのように解消されていくのかという現実的な道筋をテーマにぜひもう一度番組にしてほしい。
・冒頭から挿入音楽の音量が大きく出演者の声が聞き取りにくかった。効果音についても同様で、番組内容に集中しづらかった。せっかくの風景や出演者の含みのある言葉がよく聞こえなかったのは残念に思えた。
・観光列車やイベント列車「お買いもの列車」「結婚式」「ミステリーツアー列車」についての映像はあったが説明が少なく、具体的な内容が伝わってこなかった。
番組審議会については、このホームページ以外に「あなたとNKT」(毎月第2日曜 午前5:10~5:15)で放送しています。
また、讀賣新聞鳥取版、島根版、石見版に記事を掲載し、放送エリア内の各本支社に議事録を備えています。