アナウンサー日記

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憧れ!!
2019年9月25日
「プロの歌に触れる」第3弾は、オペラです!

先月、島根県隠岐の島町で行われた「親子で楽しむつうコンサート」に、司会・語り手として参加してきました。

これは、離島や山間部など、様々な地域でプロの音楽に触れる機会をつくろうと、日本テレビ小鳩文化事業団が主催しているコンサートです。
オペラ作品「夕鶴」を4人のオペラ歌手が生のピアノ演奏に合わせて歌いました。
そのほかにも、ダンスがあったり、私が担当させてもらった語りがあったりと、子どもも楽しめるコンサートでした。
本物のオペラ!!すごかったです。
マイクなしでここまでの声が出せるのか...会場全体に響き渡り、心にも染み渡る歌声に感動しました。

そして、地元の隠岐少年少女合唱団のみなさんにも出演してもらいました!!

ご来場いただいたみなさん、会場の隠岐島文化会館のみなさん、ありがとうございました。

ところで、私が人生で初めてもった「将来の夢」は、「ピアノの先生になること」でした。
でも、楽譜をよみ解くことがあまり上手にできなくて、なかなか上達せず、楽譜がよめるようになるために、さらに「ソルフェージュ」を習い始めました。
ソルフェージュとは、音楽の基礎トレーニングのようなものです。
私がやっていたのは、楽譜を見て、その音程とリズムで歌ったり、ピアノの曲を聴いて、耳だけを頼りに楽譜におこしたり...。
これもそんなに上手くはありませんでしたが、ソルフェージュを通して、歌うことがとっても好きになりました。
「声楽家」にもなってみたいなぁ...という夢ももちました。
でも結局、音楽の道は途中で諦めてしまいました。
それでも、高校ではオーケストラ部、大学ではアカペラサークルに入ったりと、ずっと音楽は大好きです。

自分の諦めてしまった夢の道を進んでいらっしゃる方というのは、いわば、憧れの存在。
そんな方々とご一緒できるとあって、私は大興奮でした!!
空き時間も、たくさん質問して、興味深い話をたくさん聞かせていただきました。
・「ん」という音を歌う時の口のかたちは、「ん」と「n」と「m」で全部違うこと(オペラは色々な国の言葉で歌います)
・オペラとミュージカルは、同じ「歌」だけど、口の開け方が違うこと
・テノールとバスなど、音域の違いによって、起床時刻など、体調の整え方が違うこともある...
などなど、心の底から「へぇぇぇ!!!そうなんですか!!!」の連続でした。

キョンちゃんは最初、「!?!?!?」な反応でしたが、二泊三日でみんなで臨んだコンサートでしたので、最後は割と普通に...(笑)

さらに、隠岐のおいしい海の幸をいただき、隠岐のみなさんの優しさにも触れ、心が満たされた、本当に、私にとってご褒美みたいなお仕事でした。

樹齢2000年といわれる、玉若酢命神社の杉!国の天然記念物です。

「プロってやっぱりすごいんだなぁ...」と思って家に帰ると、3歳の息子による「パプリカコンサート」が。(「パプリカ」を歌って踊るだけなんですけど)
これはこれで最高。
音楽って良いなぁ...としみじみ感じた夏でした。
秋も引き続き音楽を楽しもうと思います♪