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樹齢121年となる二十世紀梨の祖先にあたる親木に小袋かけ 病気や害虫から実を守り9月の収穫に向けて準備 鳥取県鳥取市

現在、鳥取県で栽培されている二十世紀梨の祖先にあたる親木が、鳥取市にあります。5月9日は、その梨の実に小袋を掛ける作業が行われました。 鳥取市にある「とっとり出合いの森」。ここには、樹齢121年となる二十世紀梨の親木があります。 村尾莉采 記者 「小雨が降り、あいにくの曇り空ではありますが、参加者の皆さんは真剣なまなざしで作業を行っています」 9日は、親木を管理するエースパックなしっこ館やJA全農とっとりの関係者、親木を守る会のメンバーが参加。病気や害虫から実を守り、表面のきれいな梨を作るため、1つ1つ丁寧に袋をかけていきました。 参加者 「元々実家が梨農家でしたので慣れています。いつまでも元気でいてくれたらと思います」 「大きくなればと思って、(袋を)かけています」 今年は、4月中旬の受粉の時期に安定した天候だったため、実のつき方が良いということです。 なしっこ館 吉田亮 参事 「生き物なので、やっぱり色々な病気だとか災害とか色々なものにさらされるんですけど、少しでも長く存続させたいということを意識して管理したいと思います」 二十世紀梨の親木は、このあと梨の実の成長に合わせて大袋をかけ、9月ごろに収穫を迎える予定です。

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