伝統の味をつなぐ~鳥取市 とうふちくわ~
2019/6/30放送

鳥取市に江戸時代から続く味がある。それは「とうふちくわ」。豆腐7、魚3の割合で作る竹輪だ。淡白ながらもちもちした食感は、江戸時代のままで今に伝わっている。

江戸時代、鳥取藩の台所と言われた元魚町。そこでは竹輪が盛んに作られ賑わいを見せていたという。その元魚町で生まれたといわれるのが「とうふちくわ」。木綿豆腐を主原料に、白身魚を加え、他の地域では見ることのできない白い竹輪だ。節約のために生まれたといわれているが、実はぜいたく品だったという史料もあるほど、手間をかけた竹輪なのだ。


 
 
太田胃散