番組審議会 議事録概要

番組審議会報告

第605回 日本海テレビ放送番組審議会 議事録概要

(1) 開催日時 平成27年10月14日(水) 11時30分~13時00分
(2) 開催場所 米子市 芙蓉別館
(3) 出席者 番組審議会委員6名 会社側9名 事務局2名
(4) 議題 日本のチカラ「冷凍と冷蔵の間で ~味の新領域へ~」 合評
〔9月21日(月)10:55~11:25 放送〕

 鳥取県米子市にある氷温協会。社名にもある氷温とは、この会社が開発した「氷温技術」のこと。食品はそれぞれ固有の氷結点で凍り始める。0℃からこの氷結点までの未凍結温度領域を氷温域という。
 食品を氷温域で保存すると、長期間の保存が可能となり、旬の食材を1年中楽しむことが出来る。この氷温技術は世界唯一と言われ、国内外から注目を集めている。
 現在、全国各地の企業が氷温技術を利用して食品の出荷を行っている。番組では、画期的な最新技術で、海外に飛び出そうとしている「氷温協会」の取り組みを通して、地方から世界に羽ばたく日本の技術の底力を見つめていく。
(5) 委員の主な意見 ・氷温は米子発祥の言葉なので多少なりとも知っているつもりだったが、番組を見て新たな発見があり、より深く内容を知ることが出来た。
・氷温は保存に使うのだと思っていたが、熟成過程で氷温を使うということが分かった。
・地元にある産業を広く知らしめるとてもいい番組で内容も分かり易かった。
・氷温技術を使った商品を見ると実際に購入しているものがあり、生活の中にこの技術が入りこんでいることに驚かされた。
・氷温技術発見の過程が再現VTRで説明してあり大変分かり易かった。
・テレビでおいしさを伝えるのは難しいが、氷温の豚肉を「食べて涙が出た」という表現はおいしさが伝わってきて良かった。
・それぞれのメーカーが氷温技術と出会った時の状況や思いが説明不足で残念だった。
・協会と研究所の役割の違い、またメーカーとのそれぞれの関わりが分かりにくく、説明があると良かった。
・氷温の製品がどこで買えるかなどの説明が不足していた。
・臓器移植など医療に利用できる可能性があるとのことだが、非常に興味がわいたので続けて情報発信してほしい。
番組審議会については、このホームページ以外に「あなたとNKT」(毎月第2日曜 午前5:10~5:15)で放送しています。
また、讀賣新聞鳥取版、島根版、石見版に記事を掲載し、放送エリア内の各本支社に議事録を備えています。