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水木しげる記念館がまもなくオープン 開館記念式典と内覧会を開催 水木さんの家族ら関係者も参加し記念館を見学 鳥取県境港市

いよいよ4月20日にリニューアルオープンします。鳥取県境港市にある水木しげる記念館の建て替え工事が完了し、4月17日、開館記念式典と内覧会が行われました。 妖怪オブジェに、ゲゲゲの鬼太郎などの原画も勢揃い。境港市が生んだ漫画家・水木しげるさんならではの世界観がより深く私たちに迫ってきます。リニューアルされた水木しげる記念館は、鉄骨2階建てで広さはこれまでの1.5倍です。境港市が、総事業費9億7000万円をかけて建設し、4月20日にリニューアルオープンします。 オープンを前に17日は水木さんの妻・布枝さんなど家族や関係者60人が参加し、盛大に開館記念式典が行われました。また内覧会も行われ、関係者が新しくなった記念館を見学しました。 常設展示室には、水木さんの少年時代や生い立ちなど波乱万丈の人生を紹介。漫画家や妖怪研究家としてだけでなく、南太平洋の激戦地に兵隊として派遣され仲間や左腕を失った壮絶な戦争体験にスポットを当てたコーナーもあります。また企画展示室には作品に合わせて空調を最適に管理できる設備を導入し、これまで展示できなかった貴重な漫画の原画を半年ごとに内容を変えて展示。このほか、水木さんならではの人生観を伝える35の名言を集めたコーナーなども設けられ、これまで以上に幅広い層の人たちを惹きつける内容となっています。 水木さんの長女 原口尚子さん 「(開館に父は)はにかんだ笑いで見ていると思います。水木は本当に境港を大好きで愛していました。その地でこんな立派な記念館をつくっていただけるのは、本当にうれしいです」 なおリニューアルされた水木しげる記念館の運営は、境港市から水木プロダクション主体の事業者が受け持つことになっています。新たな視点でより深い水木ワールドを展開する記念館。ゴールデンウイークにはさっそく多くの人たちでにぎわいそうです。

4月17日 18:41