番組審議会 議事録概要

番組審議会報告

第602回 日本海テレビ放送番組審議会 議事録概要

(1) 開催日時 平成27年6月9日(火) 11時30分~13時00分
(2) 開催場所 日本海テレビ本社5F会議室
(3) 出席者 番組審議会委員5名 会社側8名 事務局2名
(4) 議題 イチスぺ(拡大版)「島が学校~最後尾から最先端へ~」 合評
[5月25日(月)15:50~16:45 放送]

本土から北へ60キロ離れた離島、隠岐諸島。その中の一つ、島根県海士町は、人口およそ2400人。かつては、人口減少に苦しみ日本で最も貧しい自治体の1つだった海士町は生き残りをかけて、様々な取り組みを行ってきた。その甲斐あって、今や島根県で唯一、人口が増えた町として全国から注目されている。その活力の一つが「隠岐島前高校魅力化プロジェクト」。島外からの生徒を増やすため、夢について考える授業や、地域の問題点を探る授業など独自の取り組みが好評で、生徒の数はV字回復。統廃合の危機にあった高校が今年度、9年ぶりに全学年2クラスになった。今では全校生徒の45%、71人が島外からの出身者で「島留学」している生徒。また、本土の高校へ出ていくのを食い止めるため、島前3町村が費用を出し4年前に民家などを借りて公営の塾を立ち上げるなど、都会にも引けを取らない教育環境を整えた。
島留学の生徒と島との繋がりから、地方が抱える問題を解決する糸口を探ります。
(5) 委員の主な意見 ・島留学している少女が島でのふれあいを通じて自己を確立し、自分の生き方を発見していくという過程が良かった。
・引っ込み思案だった島の生徒たちが、島外の生徒たちに感化されて変わってきている様子が伝わってきた。
・隠岐の島の教育や観光などへの取り組みが番組の中であまり説明されていないので、島留学を行っている意味が分かりづらかった。
・東京の生徒が島留学を選んだ説明が少なく、他の留学している生徒のインタビューも少なかったので、彼らがなぜ島にきたかという理由が分かりにくかった。
・留学の手続きや問い合わせ先の記載が番組の最後にあっても良かったのではないか。
・番組の時系列が前後していて分かりにくかった。
番組審議会については、このホームページ以外に「あなたとNKT」(毎月第2日曜 午前5:10~5:15)で放送しています。
また、讀賣新聞鳥取版、島根版、石見版に記事を掲載し、放送エリア内の各本支社に議事録を備えています。