《カジカガエルの 観察と 飼育活動》

出雲市立鰐淵小学校猪目分校

出雲市立鰐淵小学校猪目分校は、児童数3人の小さな学校です。子供たちは、本校にも通っていますが、分校で授業が行われる週3日は必ず朝の授業前と昼休みに学校の前にある猪目川に入り、カジカガエルの観察を行います。
この学校でカジカガエルの研究が行われるようになったのは、昭和62年からです。「猪目川を昔のようにカジカガエルのたくさん住む川に戻したい」。当時の児童たちのそんな思いから保護活動が本格的に始まりました。以来活動は22年間に渡って代々受け継がれています。
活動内容は、観察のほか、オタマジャクシの放流、地域の人たちとの清掃活動など多岐にわたり、子供たちは、川の水質やそこに住む生物を丹念に調べながら、カジカガエルの生息にはどんな環境が適しているのか、それを守るためには何が必要かを学んでいます。
(08/06/09 リアルタイム日本海で放送)