おととし4月より始まった「もう中学生のともだち100人できるかな」。
行き当たりばったりのこの旅では、山陰各地をくまなくまわり、驚きの発見や感動、そして
たくさんの人達と出会い、人情に触れることができました。
この旅も今回で最終回。そこで今回は懐かしい人達に再会し、お世話になったお礼をする旅をしました。
まず訪れたのは鳥取県琴浦町の御﨑さんです。御﨑さんと出会ったのはもう中学生が農道
を歩いている時にヤギを発見。このヤギの飼い主が農業を営む御﨑さんでした。御﨑さんの
所では港でいただいたサザエを焼いてもらい、美味しいごはんもご馳走になりました。
久しぶりの再会に御﨑さんも大喜び。今回は何かお礼をしたいと申し出ると、ヤギの餌やり
をと言うことになり、さっそくヤギ小屋に。御﨑さんの豪快な餌やりを手本にお手伝いをし
ました。そして感謝の気持ちを込めて作った「お米くん」キャラクターをプレゼント。相変
わらず豪快で人懐っこい御﨑さんとの再会に感激したもう中学生でした。
続いてお礼にやってきたのは、松江市の魚瀬の漁師・清水さん兄弟のところです。清水さん
兄弟と出会ったのは、冬の間漁を休んでいましたが、この日がちょうど春初めての漁の日。
今まさに船を出そうというときでした。そして、一緒に船に乗り、きれいな日本海を満喫さ
せていただきました。
清水さん兄弟ももう中学生のことをよく覚えておられ、再会をとても喜んで下さいました。
前回は見られなかったサザエをたくさん見せていただき、おまけにササエご飯を用意して
いただきました。連れられて行ったのは清水兄弟の長男さんのお宅。実は清水さん兄弟は
全部で5人、お会いしたのは四男・五男さんでお兄さんが3人いらっしゃいました。しかも
驚いたことに5人とも漁師で近所に住んでいるという、本当に仲の良いご兄弟でした。
ご馳走になった長男さん自慢の「サザエご飯」もとてもおいしく頂いたもう中学生が用意し
ていたプレゼントは、丹念に手作りしたサザエのかぶりもの。そして全員にかぶっていただ
き、感謝・感激のもう中学生でした。
本当に皆様、楽しい再会をありがとうございました。
最後に2年半の旅でお世話になった皆様に心よりお礼を申し上げます。また、毎回この
コーナを見ていただいた皆様にも感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今回やってきたのは島根・岡山・広島の3県と接する鳥取県日南町です。
日南町の南に位置する多里地区を歩いてると、作業中のお父さんに出会う。話しを聞くと
日南町は日本海に注ぐ日野川の源流域で空気や水が綺麗でオオサンショウウオがたくさん
生息しているとのこと。いつでも見れるわけではないがおとうさんが撮った写真ならある
ということで見せていただく。写真は数年前にお父さんの家の裏を流れる日野川が増水し
た時、流されないようにと陸地に避難していた大きなオオサンショウウオ。その大きさと
姿にびっくりのもう中学生でした。
お父さんとお別れして通りを歩いていると、車で出かけようとしている青年2人と出会う。
これから釣りに行くらしい。水の豊かな日南町で渓流釣りかと思いきや、まさかの境港での
海釣り。青年達からこの近くで化石やノジュールという珍しいものあるという情報をいた
だき2人とお別・・・。
再び通りを歩いていると玄関を掃除しているお父さんと出会う。気さくなお父さん、お茶を
飲んで行けと家の中に。家の中はトレーニング機器がいっぱい。しかしトレーニングジムで
はなく仕事をリタイアの後、自身の健康のためとのこと。中ではお母さんがお茶を用意して
くださっているが、このお母さん、実は勝手知ったる近所のお母さん。気さくなお父さんと
大らかな近所付き合いにホッとするもう中学生。そして、お父さんにノジュールのことを聞
くと、お父さんが案内してくださることに。お父さん運転の軽トラで連れて行っていただい
たその場所には不思議な形の石がたくさん・・・。
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賑わいを増してゆく町中を歩いているもう中学生の目に飛び込んでくるのは、メインスト
リートに並ぶ各家庭の玄関や居間に飾られたひな人形やひな飾りの数々でした。ひな飾り
を公開している家庭はメインストリーにとどまらず、町全体に広がっていて、訪れた人たち
はそれを自由に見ることができます。
そんな自由で華やかな雰囲気を楽しみながら歩いていたもう中学生、呼び止められて一軒
のお宅に。家の中には大正・昭和・平成の各時代のひな人形が。時代を超えて大切に受け継
がれているひな人形を通して、それぞれの世代が確かに会話していることを実感し感動し
たもう中学生でした。
続いてやってきたのは、前日流しびな作りを約束したお母さんたちがいるはずの用瀬2区
公民館。するといきなりハッピを着たお父さんがもう中学生をポン菓子作りの機械の所に。
ハンマーを持たされ指示されたところをハンマーで叩くと大変なことに・・・!?
気をとり直していよいよ流しびなづくりを。最初は慣れない作業に苦戦してたもう中学生
でしたが次第に調子をあげて見事に桟俵(さんだわら)を仕上げました。そして男女一対の
紙雛の顔を描き流しびが完成。
さっそく完成した流しびなを千代川で流すことに。願いは勿論、結婚と芸人としての成功。
そして、もう中学生の願いが込められた流しびなは千代川の激流へと・・・。
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今回やってきたのは鳥取県の東部に位置し、町の中心を千代川が流れるが流れる、流しびな
で有名な鳥取市用瀬町です。
古い町並みの通りを歩いているの、何やら竹を取り付けているお父さんを発見。早い七夕
準備かと尋ねると、お父さん無言で家の中へ。中からお母さんが...。お母さん"つるしびな"
を玄関に飾って賑やかにして明日の「流しびな」の準備をしているとのこと。準備は家の外
だけにとどまらず、家の中にはひな人形やひな人形にまつわるもので飾って、訪れる人に
見てもらえるように、毎年こころを込めて飾りつけているとのこと。初めてみる光景にびっ
くりのもう中学生、お母さんのお手伝いさせていただきました。
お母さんたちと別れて再び歩いていると、こちらも明日の準備をしているたくさんの人達
と出会う。こちらは用瀬2区公民館で明日の流しびな製作実演できる会場で、大人のもう中
学生でも製作体験ができるとのこと。明日の必ずやってくること約束、そして明日の流しび
なのお祭りが成功することをみんなで祈って公民館を後にするもう中学生でした。
<もちがせ流しびな>
もちがせの流しびなは旧暦の3月3日、男女一対の紙雛を桟俵(さんだわら)にのせ、お菓
子やお花などを添えて、一年間の無病息災の願いを込めて千代川に流す伝統の行事です。
]]> 【青空クラフト】
・毎週水曜日10:00~15:00 ・乙原集会所(島根県美郷町乙原)
※クラフト体験・見学は事前予約 090-6416-5014(渡利)
今回やってきたのは島根県の中山間部で江の川沿いに広がる美郷町です。
もう中学生、役場のある美郷町粕渕を歩いているとお店屋さんが目に入る。中を見るといき
なり店先にお父さんが。お店には釣具がたくさん。山間の町にどうして釣具屋さんがあるのか尋ねると"江の川がありアユやブラックバスが釣れる"とのこと。納得したもう中学生、
さらに美郷町のおススメを尋ねると「いちごのお店」のそばがおいしいと教えいただく。
釣具屋さんを後に「いちごのお店」を探していると、通りを歩いていたお母さんが声を・・・。
「いちごのお店」のことを聞くと、カレーライスもハヤライスもあると。
さっそくお母さんにお店に案内していただくと、"いつもテレビで見ているよ"とお店のお
母さんが気さくに迎えて下さいました。このお店、地元の活性化のために一役買おうと地元
の商店主たちが空き店舗を利用してお年寄りが寄れる店をオープン。美郷町産のそば粉や食材にこだわつたそばやカレーを提供しているとのこと。さっそく、こだわりのそばをいた
だいたもう中学生、その優しい味にうっとり。そして「いちごのお店」なのにいちごが全く見当たらないお店の名前の秘密を聞いてビックリ。さらに美郷町には「山くじら」がいるとのこと。"何で山にくじら"がと驚きの連続のもう中学生でした。
来週も美郷町です。楽しい出会いがあったみたいです。お楽しみに・・・。
■いちごのお店 島根県邑智郡美郷町粕渕252-3 TEL:0855-75-0253
<営業> 月・火曜日 11:00~13:30(ラストオーダー)
]]>や古式製法による長期熟成させた醤油を中心に味噌や麹・甘酒なども生産し販売している
ことを3代目の山本社長に伺う。中でもこの季節おすすめなのが"おかず"として食べる金
山寺味噌とのこと。さっそく柚入りの金山寺味噌を食べさせていただくと最近になり普通
の味噌をごはんと一緒に食べるとごはんがすすむことを秘かに発見し喜んでいたもう中学
生でしたが、そのおいしさに目から鱗が・・・。
おいしい醤油や味噌を作ったりと毎日忙しい山本社長ですが、結婚以来続けていることが。
それは奥様の誕生日(2月26日)に歳の数のチューリップをプレゼントすることで、今年
もすでに注文済みとのこと。この時期のチューリップはハウス栽培のもので、毎年同じ農家
の方にお願いしているとのこと。そんな素敵なプレゼントとなるチューリップを見たとお
願いしたもう中学生を山本社長は快くチューリップのハウスで連れて行って下さいました。
ハウスの中にはたくさんチューリップが咲き収穫の真っ最中。このチューリップが素敵な
プレゼントになることを想像しながら、一足早い春と山本社長の温かい人柄に触れたもう
中学生でした。
安来市伯太町の皆さん、楽しい出会いをありがとうございました。
■大正屋醤油店 島根県安来市伯太町東母里225-2 TEL:0854-37-9061
<営業時間> 9:00~18:00 <定休日>日曜日・盆・正月
今回は日本一小さい城下町のある安来市伯太町を旅しました。
城下町の風情の残る通りを歩いていると、第一町人の女性を発見。女性のお宅を訪ねると赤
ちゃんを抱いたおばあちゃんとおじいちゃんが。女性は赤ちゃんを実家にあずけてお出掛
けを。あずかった初孫の可愛さに満面の笑みを浮かべるおばあちゃんとおじいちゃんに心
癒されていると、おじいちゃんが写真と短歌の友達を紹介するからと家の外に。
案内されたのはおじいちゃんの幼なじみのお宅。玄関先にはたくさんの季節の花や風景写真が飾ってあり、どの写真にもこの方の詠まれた短歌が書き込まれてました。写真も短歌も
以前からやっていたものを4・5年前にふとしたことからこれらを融合することを思いつ
きこの形になり、今も楽しく作品づくりを続けているとのこと。
楽しそうに話される写真と短歌のお父さんの素朴な人柄にふれたもう中学生、再び通りを
歩いているとボードを手に持ったお母さんが。このボードにもう中学生のサインが欲しい
とのこと。お話しをうかがっていると建物の奥から写真を撮りながらやってくるお父さん
が。お二人は夫婦でラーメン屋をやってるとのこと。ラーメン好きのもう中学生、すかさず
ラーメンをおねだりするも休みでゲットできず。残念! こうして話をしている時にも写
真を撮りまくっている勝新太郎似の楽しいお父さん、お店の大事なボードにサインが欲し
いと言ってくださったお母さんたちとの温かい出会いに感謝するもう中学生でした。
■香 蘭 島根県安来市伯太町母里393 TEL:0854-37-1476
<営業時間> 夕方~22時頃 <定休日> なし
]]>今回は水の都と呼ばれている松江市を旅しました。
松江の市街地からはちょっと離れた大橋川沿いを歩いていると、船着き場を発見。看板には「矢田の渡し」とある。建物の中のマスクパパに話しを聞くと、船で人や自転車などを対岸に運ぶ渡し船で1300年前からあるらしい。近年は周辺に大きな橋ができて利用者は激減したが、利用者がいる間は続けるとのこと。
さっそく対岸まで片道1分、往復で2分の渡し船の旅を楽しんだもう中学生でしたが、実はこの渡し船の運航時間は9時までで9時以降は大橋川周遊船になるとのこと。普段は予約が必要でしかも5人以上からの運航なのですが、今回はもう中学生1人の特別運航となりました。
船は大橋川を宍道湖に向かって進んで行くなか、両岸に広がる松江の町を見ながらガイドさんから地
元の自慢の祭りで10年に1度、大橋川を中心に繰り広げられる日本三大船神事「ホーランエンヤ」の話を聞く。そしてこの神事の伝承館が松江城の近くにあるとのこと。そんな話を聞きながらの周遊船は宍道湖へ。
その後再び矢田の渡しに戻り、さっそく「松江ホーランエンヤ伝承館」へ行ってみることに。伝承館には祭りの起源や歴史を映像やグラフィックで分かりやすく、そして華やかな祭りの衣装や道具などを間近に見ることができました。こうしていつもとはちょっと違った松江を楽しむことができたもう中学生でした。
【大橋川周遊船】
<運航> 平日10:00~16:00 日、祝日、第2・4土曜日9:00~19:00
<料金> 大人1000円 小人(小学生以下)500円 ※5名以上 要予約
<問合せ> 矢田渡船観光事業組合 0852-39-0646(朝酌公民館内)
【松江ホーランエンヤ伝承館】 松江市殿町250 TEL:0852-60-2005
<開館時間> 4-9月8:30~18:30 10-3月8:30~17:00
<閉館日> 毎月第3木曜日 <入館料> 大人200円 小・中学生100円
かつては出雲街道沿いの町として栄えた二部地区を歩いていると、庭の手入れをしている
ご夫婦に出会う。庭には樹齢が70~80年を超える柚子の木が。お父さんにお願いして柚子
を取っていただいた柚子の香の良さにびっくりのもう中学生。
続いてやってきたの船越地区。 地区に向かう道を歩いているとビニールハウスを発見。
しかも外にはテレビカメラ用の三脚が・・・。ハウスの中では地元のケーブル局の取材が
行われ、ちょうどそれが終わったところでした。取材はこのハウスでしいたけ栽培をしている影山さんで農林水産大臣賞を受賞されたことのある方でした。
ここからケーブルさんに代わってもう中学生が取材を始めることに。影山さんが栽培する
鳥取の代表品種「鳥取茸王」は大きくて肉厚でスライスして軽く湯がくとアワビの刺身よう
で、これを影山さんは「山アワビ」と呼び、食べても頬っぺたが落ちるほどの美味しと力説。
もう中学生、それを聞いてどうしても食べたくなり厚かましいお願いをすると、影山がご馳
走して下さることに・・・。
自慢の山アワビの刺身をいただいたもう中学生、その美味しさに思わず大きな忘れ物をし
てしまいました。
伯耆町のみなさん 楽しい出会いをありがとうございました。
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